畳の張り替え

畳表替え畳工事。それは、ただ畳表を新しく替えているわけではありません。
長年、歩いたり座ったりする間にできるデコボコ。乾燥による隙間。
当社では、そんなデコボコや隙間も「表替え・裏返し」工事の際に修理も致しております。
修理することで畳の寿命を延ばし、見栄えも良くなります。「修理」とは畳職人のもう1つの技術でもあるのです。

お預かりの際に、全ての畳1枚1枚を調べ、隙間やデコボコなど修理の必要な所に印をつけます。
包丁を使い、古くなった畳表とヘリを丁寧に剥がし取ります。
畳のサイズを測ります。(m・cmではなく、尺・寸・分・厘を使います)畳は正長方形ではなく、部屋の曲りに合わせ1枚1枚大きさが違います。
凹んで薄くなった所に表をバラした「い草」を当てかい、床が平らに戻るよう直します。この作業をせずに新しい畳表をつけても、凹んでる所からまたいたんで行ってしまいます。

畳の四隅がつぶれたり、丸まっていないかをチェックします。
修理の必要な隅には、ワラを縫い付け平らになるように直します。
乾燥より縮んでしまった丈幅には、表の切れ端を縫い付けて治ります。

新しい畳表をシワができないように、つり合わせ針で仮止めした後、縫い止めします。
古いサイズ畳表を剥がす際に測っておいたサイズに合わせ、または修正が必要な場合は修正分のサイズに合わせ切り落とします。

ヘリを縫い付けます。
「くわえ」という道具(厚さを測る道具)を使いどの部分が厚い・薄いのかを調べます。
厚い部分は削り、薄い部分には新しくワラを足して、すべての畳の厚みを均一に仕上げます。
完成