畳の価格 い草の質と織りの関係

畳表には様々な価格帯があります。
単純に「国産畳表」「外国産畳表」などと言った産地などの違いのほかに、
仕様されている”い草”の質や製織によっても違いが生まれます。
これにより、同じ「国産畳表」の中には低価格な畳表もあれば高価格な畳表もあります。

い草の選別(質と長さ)

い草は約100~150cmほどの長さがある「植物」です。
根本もあれば葉先もあり傷や変色といった事もあります。
それらを選別し畳表を作ります。
根本は太く白く、葉先は細く赤みがあり長いい草ほど真ん中の太さ・色味が均一で
キレイな部分だけを使用し、より上質な高級畳表を製織することができます。


極端な例ですが下級畳表と上級畳表を並べてみるとその差は歴然です。

経糸

畳表1枚には約4,000~7,000本のい草が使用され製織されています。 仕様される経糸が丈夫なほど、織り込めるい草の本数が多くでき、密度の高い肉厚で 丈夫な畳表がつくれます。

このことから

経糸が丈夫で、い草が良質なほど高価格になり経糸が弱く、
い草が短く質が落ちるほど低価格な畳表になります。